1954-04-22 第19回国会 参議院 通商産業委員会 第34号
○参考人(稲川次郎君) 只今先生からお尋ねの、公正取引委員会に対しての申出をなぜやらなかつたかというような御質問でございますが、私個人の考え方でございますが、こうした面は日平のみならず極めて多過ぎるのです。例を引きますれば、芝浦系統の会社などではこれと同様に極めて支払が悪い。例えば二百万円あるものに対してはせいぜい三十万円、それも百二十日から百七十日というような手形しか出さない、幾ら売掛があつても、
○参考人(稲川次郎君) 只今先生からお尋ねの、公正取引委員会に対しての申出をなぜやらなかつたかというような御質問でございますが、私個人の考え方でございますが、こうした面は日平のみならず極めて多過ぎるのです。例を引きますれば、芝浦系統の会社などではこれと同様に極めて支払が悪い。例えば二百万円あるものに対してはせいぜい三十万円、それも百二十日から百七十日というような手形しか出さない、幾ら売掛があつても、
○参考人(稲川次郎君) 先ほどいろいろとお説明申上げましたが、二、三申添えたい点がございますので委員長のお許しを頂きまして述べさせて頂きます。 今の下請工場がどうして日平のような支払の悪い工場の仕事をあえてするかということを皆さんが疑問に思われると思うのでその点を申上げたいのですが、それは現在の緊縮財政の影響もあるし、或いはその他の日本の底の浅い経済状況から見てなかなか有効需要がない、非常に業者も
○参考人(稲川次郎君) 双葉鋳造株式会社の社長の稲川でございますが、私この日平産業の下請工場の協力会を作りまして、その委員長をいたしておりまするので、従来の総括的な経過を御報告申上げまして、いろいろと御参考にして頂きたいと考えるのであります。説明の前に、参議院の通産委員会におきましては、常日頃極めて中小企業の問題に対し、又特に支払の問題、或いはこうした問題に対しまして非常なる熱意を持たれ、関心を持たれて
○稲川参考人 私が感じました点は、自治体警察と国警との連絡その他のことが、非常に敏活ではなかつたのではないか。相当多数の労働者群がああした行動を起した場合に、少くとも議会に侵入されるということを事前に考えて、これを要請したのでありますけれども、非常に人数が多いので、なかなか連絡がとれなくて、時間的に相当なずれがあつたと考えております。なおまた議場に侵入されるその前に、すでにそういう空気があつて、警察官
○稲川参考人 ただいまの御質問にお答えいたします。私は先般の事件から見まして、今後ますますこういうことがふえて行くと考えます。従つて、あの状況を見まするに、一名二名の守衛でとうていこれを防止することはできない。円滑なる議事の運営のためには、何らかもつとしつかりした法律をつくつて、彼らが議場に侵入した場合には、かくのごとき賞罰に処せられるという法案ができない限り、五名、十名の警官を派しても、何らこれが
○稲川参考人 私は川口市議会の議長の稲川でありますが、本日川口市議会の事件につきまして、ここに参考人としてまかり出まして一言申し上げます。 民主議会が共産党員と称する一群の指導者によつて蹂躙されたことは、議長としてまことにその責任の重大さを痛感いたしまして、ひたすら謹慎しているのであります。ただいま田中市長から申し上げた通りの経過でありますが、ただ私は議長として議場に侵入せんとする吉田、金なる両名